機械化・自動化が進む現代においても、鋳造用の型製作においては職人の技術力が仕上がりに大きな影響を与えます。
福井木型では、約50年にわたって研鑽を続けてきた職人の技術と最新の機器によるマシニング加工を併用し、より精度の高い鋳造用の木型・アルミ型・樹脂型を製作しています。
試作品を製作するために使われることの多い型で、職人の技術が仕上がりの精度に大きく影響します。耐久性が低く大量生産には向かないため、基本的に一点ものです。
「福井の所にだせばウチより早い」という実績をもとに同業者からご依頼を頂きました。
平面図からの型製作依頼で、非常にお急ぎということでしたが、依頼元では機械と工期の関係で製作が難しいという理由から当社にご依頼を頂きました。
まずは3次元データを作成して治具の製作に入りました。
パーツの図面通りに治具を作成するとかたいのですが、まずは忠実に作成を行います。
そして実際のパーツを当て込みながらコンマ台で調整を行い、程良い固定力を保ちつつパーツの抜き差しが容易に行える治具を実現する事に成功致しました。
お客様からも扱いやすいと評価を頂戴いたしました。
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お客様からの立案図をもとに図面を作成します。また、型の加工に使用する工具などを割り出したうえで、各種工作機械に合わせたNCデータを作成します。
樹脂(ケミカルウッド)から木型製作に必要な部材を取り出し、加工します。
加工した部材の取り付け・後付け処理などを行います。
調整や表面処理などを行って仕上げます。
寸法精度や形状などを厳正に検査します。
ご希望の納期に合わせて納品します。